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収益不動産購入時と売却時のチェックポイント・・・物件評価でよく出る積算価格とは?
2020.07.21
積算価格は「土地の価格」と「建物の価格」を計算して足したものです。
銀行から融資を受けるときに、その物件にどのくらいの担保価値があるかを知る目安になります。
土地の価格は、「路線価」×「土地面積」で算出します。
路線価とは、宅地に接した道路に定められた評価額です。
建物の価格は、再調達価格×延床面積×(法定耐用年数-築年数)÷法定耐用年数で算出します。
再調達価格は、その物件と同じものを再度新築した場合の価格です。物件の規模や建材の種類、構造によって変動します。
延床面積とは、建物の床面積をすべて足した面積です。
法定耐用年数とは、法律で定められた減価償却の年数です。
木造=22年
重量鉄骨造=34年
RC造=47年
こうして計算した土地の価格と建物の価格を足し合わせれば、積算価格が導き出されます。
積算価格は重要です。
金融機関からお金を借りるには相当額の担保が必要となります。
金融機関が物件の融資額の評価をする際に、物件の耐用年数、構造などよりも重視しているのは「積算価格」を評価基準にした担保価格です。
金融機関からお金を借りるにあたっては「積算価格がどのくらい高いか?」が重要となります。
融資で投資物件の購入を検討する場合、まずその物件の積算価格を知っておくことは非常に重要と言えます。